才能はほどほどのほうがよいのである。
「才能は天賦の物だが、これほどこわれやすく、挫折しやすいものはない。
自分の才能に甘えるか、きびしく鍛えあげるか、これが分かれ目である。
その才能がブリリアントなものだけに、自信過剰になることを私はおそれた。
そのくらいなら、むしろ才能はほどほどのほうがよいのである。」
この言葉は、ある人が作家沢木耕太郎氏の才能を見抜いて道を誤らないよう心遣いをし
何処かに書いたものである。
何故この文章を引用したのかそれを書いてみる。
才能は天賦の物をバスケットボールでは身長体力と置き換えても良いだろう。
壊れやすく、挫折しやすい。
全く若く成長期の少年、少女にとって身体と言うのは壊れやすい。
怪我で何人も体育館を去って行く有望選手をみた。
自分の身体能力に甘えるか、それを厳しく鍛え上げるかこれが分かれ目となる。
また、バスケットボールにおいて身体能力はブリリアントなものである。
これが自信過剰の基でいろんな方向から甘い言葉やささやきが聞こえて来る。
自信過剰になることを恐れなければいけない。
自信過剰になる若者が後を絶たないのが世の習わしなのか。
それくらいなら才能はほどほどがいいのである。
この言葉に、我々のような「才能ほどほど」の者は助けられるのである。
しかし、ここからが難しくなる。
「才能ほどほど」の者が何もしなければそれで終わりとなる。
これでは困ってしまう。
何をすれば良いのか、ヒントは何もない。
1回、2回、3回、繰返し、積み重ね、継続、100回、1000回、
10000回、どんどん続ける。ただそれだけで良い。
「才能ほどほど」の者が、続ける才能を見つけた時、
ブリリアントな笑みが君の頬に浮かんで来る。
NBAドラフト1位のシモン選手足の骨折で6週間が必要と言われている。
ポールジョージは、誰もを驚かせた足の骨折から奇跡的な復活をした。
これらを乗り越えていくのは並大抵の努力では出来ない。
肝に銘じておこう。